ヘルペス治療に高い効果があるバルシビルについてご紹介します。

バルシビルはバルトレックスのジェネリック薬

バイアグラ

「バルシビル」はヘルペスの治療に高い効果を発揮する治療薬のこと。「バルトレックス」という先発医薬品を元に作られた、ジェネリック医薬品です。

ヘルペスはウイルスが感染することによって皮膚や粘膜にできる水ぶくれで、場合によってはかゆみや激しい痛みを伴うこともある厄介な感染症。バルシビルは水ぶくれの原因となるヘルペスウイルスの増殖を抑えて、根本からしっかりと治療します。

ジェネリック医薬品は先発医薬品とほとんどの成分が同じように作られているため同様の効果を得られる上に、先発医薬品と比較すると安価に購入することができます。

安いからといって効果が弱いということはなく、正式に国から認可された医薬品なのでご安心ください。

製造元

バルシビルの製造元は、インドに本社を置く「シプラ(Cipla)」という製薬会社。

シプラはインド国内において有名なジェネリック医薬品製造会社として知られており、取り扱っている医薬品の種類は抗がん剤や抗エイズ剤、心疾患薬など多岐に渡ります。

世界150カ国に医薬品を輸出している、実績ある会社です。

有効成分

バルシビルに含まれている有効成分は、「バラシクロビル」という物質です。

抗ウイルス薬として使用され、ヘルペスや水痘、帯状疱疹ウイルスに対して増殖を抑制する効果を発揮します。治療薬としてはもちろん、再発予防としての使用も有効です。

バラシクロビル

バラシクロビルは服用して肝臓にまでたどり着くと、肝臓内にあるエステラーゼという加水分解酵素によってα-アミノ酸の一種である「バリン」と、抗ウイルスの効果を持っている「アシクロビル」に加水分解されてヘルペスの治療効果を発揮します。

このことから、バラシクロビルで正しい薬効を得るためには肝不全状態ではないことが求められるので注意しましょう。

バラシクロビルはバリンと結合することによって体内への吸収効率が良くなります。

アシクロビル単体でヘルペス治療をおこなう場合は一日5回服用しなければなりませんが、バラシクロビルは一日に1回から3回の服用で効果を得られます。

ただし、バラシクロビルはウイルスの“増殖を止める”効果を持っているだけで、症状が重症化してしまっている場合には治療薬としての効果を得られないことがあります。

服用するのは症状の初期が好ましく、重症化しているヘルペスを治療する場合には医師と相談しましょう。

ゾビラックスとの違い

「バルシビル」と「ゾビラックス」はどちらもヘルペスの治療に高い効果を発揮する医薬品ではありますが、このふたつには決定的な違いがあります。

まずバルトレックスは、ゾビラックスとくらべて服用回数が少なくても薬効が得られるように改良されたプロドラッグです。

そしてゾビラックスには、“注射”または“塗り薬”など、服用タイプ以外の形状が存在しています。

バルトレックスがゾビラックスよりも服用回数が少なくても済むのは、服用して消化管から吸収した時のみなのでお間違えないようにお気を付けください。

優れている点

「バルシビル」が「ゾビラックス」よりも優れている点は、“薬効成分の吸収率の良さ”です。

バルシビルの有効成分は体内の小腸で吸収されたのち、肝臓にあるエステラーゼという加水分解酵素によって、「バリン」と抗ウイルス効果を持つ「アシクロビル」に分けられます。

ゾビラックスにはアシクロビルのみが配合されているのですが、アシクロビルのみでは体内への吸収率が悪く、何度も繰り返して服用しなければならなくなります。

しかし、バリンという成分が入ることでアシクロビルの体内吸収効率を高めて、より早く薬効を得られるようにしています。

バルシビルであれば大人や子ども、体格のまったく違う人間の身体であっても少ない服用回数で治療できるようになっているので、飲み忘れや服用する手間が省けてとても便利に効率よくヘルペス治療をおこなえます。

バルシビルのように体内吸収効率を良くするために薬の化学構造を改変した医薬品は、「プロドラッグ」と呼ばれています。

劣っている点

「バルシビル」が「ゾビラックス」よりも優れているのは、あくまでも“体内吸収効率の良さ”という点です。そのため、バルシビルには服用するタイプの“錠剤”または“顆粒”といった剤形しか存在していません。

ヘルペスは皮膚や粘膜にできる水ぶくれがおもな症状なので、塗り薬が必要になる場合もあるでしょう。

その場合に役立つのがゾビラックスの“軟膏”や“クリーム”などといったタイプのお薬。

脳炎や髄膜炎ともなると服用だけでは足りず直接体内に注入する必要も出てきます。

その場合はゾビラックスの“注射”タイプが効果的。

あるいは角膜炎の治療の場合は目の中に直接塗り込んだほうが、より早く治療がおこなえます。その場合はゾビラックスの“眼軟膏”。

この通り、ゾビラックスには消化管から吸収するタイプの剤形のみではなく、症状に合わせて使用するものを選べるほどにさまざまな剤形が用意されています。

使用する場合は症状を見極めて、ご自分に合った剤形のヘルペス治療薬を使用するようにしましょう。